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【インバウンドニュースまとめ】夜を楽しむ「コト」拡大に向けて、新たな動き

観光庁の発表によると、4月に国内のホテルや旅館に宿泊した外国人の延べ人数は786万人を超え、前年同月比16%増で月間過去最多となったとのことです。今後東京オリンピックに向けて「過去最多」もどんどん更新されていくことが予想され、話題になっているのが宿泊施設不足です。

観光庁による「宿泊施設のインバウンド対応支援事業」の4回目の公募が開始されたり、クルーズ船の活用や宿泊税導入なども議論されたりと、政府や地方自治体を中心に動きが活発になっているようです。

参考:

観光庁、宿泊施設のインバウンド受入整備で第4回公募開始、トイレ洋式化など上限100万円支援(出典:トラベルボイス)

進化する、荷物預かりや配送関連サービス

訪日外国人の増加で、宿泊施設不足だけでなく、コインロッカー不足がニュースとなっています。その流れを受け、荷物預かりや配送サービスが進化しはじめているようです。訪日観光客の旅行スタイルに変化を与えるこちらの動きにも要注目ですね!

参考:

株式会社China Commerce、株式会社ヤマダ電機とのインバウンド向け国際配送業務委託契約の締結に関するお知らせ(出典:SankeiBiz)

夜を楽しむエンターテイメントと食に変化

また先週観光庁が、訪日外国人旅行者向けの夜間イベントを充実させるため検討会を設置すると発表しています。夜間に楽しめるエンターテイメントの充実については、昨年5月11日に行われた「東京の観光振興を考える有識者会議」でも議題にあがったようで、課題の1つとして認識されているようです。

沖縄では、夜間エンターテイメントの不足対策として、沖縄観光コンベンションビューローによる「沖縄伝統芸能ショー」が開始されるとのこと。また、関西を中心に大衆演劇ブームか来ていると報道されており、夜間に楽しめる「コト」がこれから増えて人気を集めていくかもしれません。

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また、夜といえば食事をゆっくり楽しめる時間であり、訪日中国人の間では日本の居酒屋が人気となっているようです。日本の居酒屋や飲食店では、スマホ決済や便利なオーダーシステムも導入されつつあり、今後ますますその人気の高まりが予想されます。

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