【訪日中国人】スキー市場が盛り上がる中国、インバウンドにも期待
先週日本貿易振興機構(ジェトロ)が、日本をはじめとする各国の製品、海外旅行、越境ECへの関心についてのアンケート調査結果を発表しました。
日本旅行の人気回復は、越境ECでの日本製品購入にも好影響を与えているものとみられ、越境EC対策には訪日旅行者の取り込みが重要であることがわかる結果となっています。また、日本製品に対しては「使い方、機能、効能がわかりにくかった」「値段が高すぎた」「製品にストーリー性がない」などの意見もありました。あと2か月に迫った春節において、訪日外国人対応に参考になる情報ではないでしょうか?
参考:
「中国の消費者の日本製品等意識調査」結果について ‐日本旅行の人気回復続き、越境ECにも好影響‐(出典:日本貿易振興機構ウェブサイト)
「私をスキーに連れてって」公開から30年、スキー場の賑わい再び
先週は、スキー場に関する報道が相次ぎました。国内では14年ぶりとなる新設スキー場「峰山高原リゾート ホワイトピーク」が兵庫県神河町で開業したほか、新潟県妙高市では閉鎖した施設が「ロッテアライリゾート」となり、11年ぶりに再開業したそうです。
中国メディアでも、これらスキー場について報道されており、その関心の高さが伺えます。中国ではスキー市場が盛り上りはじめており、報道によると中国におけるスキー愛好家は200万人ともいわれ、続々と新しいスキーリゾートが開発されています。
映画「私をスキーに連れてって」の公開から30年、インバウンドをきっかけに日本のスキー場が再び賑わう日も、そう遠くないのかもしれません。
参考:
スキー場人気をもう一度 訪日客見込み新設・再開業(出典:日本経済新聞電子版)
訪日客増で経済効果に期待 ロッテアライリゾート、妙高にあすオープン(出典:産経ニュース)
訪日中国人観光客のスキー人気高まる、業界は30年ぶりの「春」(出典:レコードチャイナ)
日本より早く今年も開幕、中国スキーリゾートの活況(Forbes JAPAN)
各地で進むモバイル決済対応、利便性ますます高まる
日本各地で、中国のモバイル決済アプリ対応が進んでいます。新千歳や静岡などの空港で導入されるほか、イオンも訪日中国人の利用が多い店舗からアリペイの導入が開始されました。また山形県ではアリペイの導入を支援、店舗や宿泊施設などを対象に最大50万円、半額以内で補助を行うそうです。
地方でも訪日客が増え続ける一方で、人手不足が課題になっているという報道もあります。モバイル決済アプリの導入など、訪日客だけでなく対応する側の利便性も高めるための取り組みは、今後ますます重要となっていきそうです。
参考:
山形県、アリペイ導入を支援経費最大50万円補助(出典:日本経済新聞電子版)
新千歳空港、中国モバイル決済「WeChat Pay」全面導入で「旗艦空港」に、NTT東日本やテンセント社らと協業も(出典:トラベルボイス)
イオン、「アリペイ」導入 訪日中国人向け決済(出典:日本経済新聞電子版)
静岡空港、中国モバイル決済に対応 12月下旬から(出典:日本経済新聞電子版)
自動販売機で中国向け決済「WeChat Pay」を12月より設置開始(出典:ValuePress!)
地方にも訪日客効果人手不足が「おもてなし」の壁(出典:日本経済新聞電子版)