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【訪日中国人】エステをしたい中国人 、日本で「〇〇したい」ランキングから

トレンドExpressでは、一週間の中国ソーシャルメディアでの日本関連書き込み総件数の推移、および日本で「行った」「買った」「食べた」「買いたい」「したい」と言及されている投稿の件数を毎週集計しランキング化しています。また独自集計によるECサイト人気日本商品ランキングも週次で公開しています。

今週の【週次ランキング解説】は、2018年1月17日~2018年1月23日の日本で「〇〇したい」ランキングについて取り上げます。

エステ体験がインバウンド集客のカギに!?

春節の大型連休を前に、例年日本への旅行者がひと段落をみせるこの時期ですが、日本でどのようなことをしたいという人が多くなっているかクチコミ情報をもとに探っていきたいと思います。

今週上位ランキングには大きな変動はみられませんでした。体験型の旅行が少しづつ定着しつつありますが、依然として最も人気があることは、買い物や食事をメインとした旅行となっているようです。

018年1月17日~2018年1月23日の日本で「○○したい」ランキング

10位にランクインした「エステに行きたい」は昨年の夏あたりからジワジワとランクを上げてきています。

「エステに行きたい」のランキング推移

クチコミで中国人旅行者がよく行っているエステを調べてみると、ホテルに併設しているスパや、日本在住の中国人が案内してくれるエステ体験などのツアーも人気となっていました。

「今日は温泉入ってその後エステ体験をした最高の一日だった。」「さすが日本のエステはとっても清潔で技術も丁寧。」などエステ体験を通じて日本に良い印象を持っている人が多いようで、インバウンド施策としても旅行と組み合わせるのが効果的のようです。

2016年末の時点で中国全体にエステは33.1万件、市場規模は約3,100億元(5.4兆円)となっており、その規模は年々拡大しています。実際に街を歩いてみても多くの店舗や広告が見られることもあり、中国国内で美容に対しての意識が高まっていることは間違いないようです。

参考:
2017年中国美容美发行业发展基本情况分析及行业发展趋势预测【图】(出典:中国産業信息) 中国語

匠の技術への憧れを刺激するツアーが人気

中国でも「工匠」という言葉で広く浸透しているのが、日本の職人です。先祖何代も続くような日本の伝統工芸に対して中国人旅行者も興味をもっているようで、工匠の精神を学びたいというニーズが高まっているようです。

そんな中15位にランクインした「紙漉きをしたい」は、まさに日本の工匠の技が体験できるコトとして人気です。昨年秋ごろからランキングは下降傾向にありましたが、春節前にランキングを上げています。

クチコミを見てみると「紙がどうやって作られているかをはじめて知った」「大阪旅行に行ったとき和紙を使った小物入れ作りを体験した」「日本の工匠の精神を理解できた」など、体験型イベントとして日本文化を感じることができると人気です。

松風が展開する日本のまつエク技術

47位にランクインした「まつエクをしたい」は先週57位からの大幅なランクアップとなりました。日本のまつエク技術は中国にも広く知れ渡っており、体験したい人やつけまつげを購入したい人はもちろん、まつエクの技術を学びたいという中国人も増えています。

中国でも日本のまつエク用品メーカー松風が展開している美容学校があり、日本の専門技術を学びたいという中国人が多く受講しています。中国でもまつエク専門店はたくさんありますが、「日本の最新技術」や、「日本製品使用」などのキャッチコピーは中国人にも響くようで多くの広告などに利用されています。

参考:
松風オフィシャルサイト


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