地方の味にも挑戦?「焼き鳥」は中国でド定番の日本料理 3月7日~13日「食べた」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。そのランキングから、注目の商品、注目のサービスをピックアップ。中国消費者がハマる背景を探ります。第一回は2018年3月7日~3月13日の日本で「食べた」口コミ数ランキングから、1位となったあのメニューを!

 

 

今週の「食べたい」Top 10

3月7日~13日「食べた」ランキング

今週の注目Word:焼き鳥

「焼き鳥」のランキング推移

今回注目するのは「寿司」「和菓子」を抑え、再びトップとなった「焼き鳥」。

「○○したい」ランキングでも「日本料理を食べたい」が3位にランクインされ、常に上位をキープしています。この「食べたい日本料理」の代表格として挙げられるのが「寿司」「焼き鳥」ではないでしょうか。

「焼き鳥」は中国でド定番の日本料理

日本人が日常に中国料理を楽しむように、近年は中国人も日本料理を一般的に楽しむ機会が増えました。

在中国日本国大使館の調べでは、中国国内の日本料理店の数は2017年時点で約4万800店。2年前に比べ約1.8倍、4年前に比べると約3.9倍という、まさに倍々成長です。これまで日本料理店は日本人駐在の多い都心部に集中していましたが、近年は内陸の小規模な都市にも出店が広がっています。

そして、これら中国国内の日本料理店の多くは、メニューに焼き鳥があります。

元々、中国には鳥食文化があり、また串焼き料理が存在します。そのため、日本料理に馴染みがない人でも焼き鳥は抵抗のなく味わえる料理のひとつです。また、食材調達が容易で調理技術もシンプルなため、店側も提供しやすいという利点も出店が広がる理由でしょう。

このように、「日頃食べ慣れた日本料理」である焼き鳥を、本場日本で味わう人が多いというのも納得です。中国で味わう焼き鳥と、日本で味わう焼き鳥の味の違い、雰囲気の違いを楽しんでもらえることでしょう。

実は奥が深い「焼き鳥」。ご当地の味を存分に愉しんで!

焼き鳥(イメージ)

さて、大众点評の日本地区の焼き鳥店の口コミをみてみると、「イメージしていた焼き鳥と違う!」と、驚きとともに書きこまれるコメントが多数見受けられます。

ひとことで「焼き鳥」といっても、実に奥が深いもの。日本で生活をする我々日本人でさえ、地域の食文化の違いに驚くことが多いので、訪日外国人はなおさらでしょう。

例えば、北海道・室蘭で焼き鳥といえば豚の精肉をメインに、肉と肉の間には長ネギではなくタマネギを挟み、辛子をつけていただきます。

福岡の焼き鳥も豚バラをメインに鶏皮、砂肝を多く食します。また、愛媛県今治市の焼き鳥は串に刺したものではなく、鉄板の上で焼いたものです。

日本で様々な焼き鳥を楽しんでもらえたら嬉しいですね。

日本で店のおすすめ料理が味わえない訪日外国人たち

中国国内でも赤提灯=居酒屋というイメージが定着しています。日本でも赤提灯に誘われ、暖簾をくぐる訪日外国人を多数見かけますが、彼らにとって超えなければならないハードルが料理の注文です。

外国語メニューがある店は良いのですが、雰囲気あるこだわりの店であればあるほど難度は上がります。というのも、本日のお品書きである、癖のある筆文字の日替わりメニューがタイプ文字以上に読めないのです。

SNSに挙げられた写真や口コミを参考にしようにも、日々の仕入れによってメニューが変わるので、その料理が当日あるとは限りません。

お店側の対応にもよりますが、定番メニューを数品食べて店を出るということも多いようです。

街角訪日外国人と居酒屋さん

赤提灯の居酒屋(イメージ)

先日、筆者は福岡で名物の博多屋台を訪ねたのですが、9席中4席が旅行中の訪日外国人でした(中国人2名・韓国人2名 ※いずれも男女の2人組で韓国人は日本語OK)。

訪日外国人の増加に伴い、店側も対応に慣れていないわけではないのですが、やはりここでも日本語が話せない中国人2人は注文にひと苦労。口コミ投稿の写真を見せたり、ショーケースを指差したりしながらオーダーをしていましたが、数量やタレ・塩の選択などが伝わっているのか怪しさいっぱい…。

そこで2人に声をかけ、注文の手助けをし、食べた感想などを店の店主に伝えました。すると今度は店主から、訪日外国人に人気のメニューや本日のおすすめを伝えて欲しいと言われました。

「おすすめはこれ」「おいしい!」そういうやりとりを繰り返していると、居合わせた日本人の常連客が「よかったらこれも食べてみて」と次々と料理やお酒をプレゼントしてくれるのです。屋台を囲むお客さん同士が交流をする博多の屋台文化の光景が日・中・韓で繰り広げられ、最後はみんなで乾杯をしてお開きとなりました。

東京や大阪など、訪日外国人が圧倒的に多い都道府県では受け入れ態勢が徐々に整いつつありますが、地方都市ではまだまだ。屋台でのやりとりを見ても、訪日外国人に対して「日本の観光や食事を堪能してもらいたい」、「自分のおすすめを伝えたい」という気持ちはあるけれど、うまく伝えられないもどかしさを感じました。

訪日外国人にどのように日本の食文化を伝え、楽しんでもらうか、迎える側も知恵を絞らなければなりません。


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