【Inbound Now】地域で食べ方色々の串カツが人気に~「食べた」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「〇〇したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。今回は2018年5月16日~5月22日の「食べた」ランキングから、日本で体験したい新たなコト消費に対する人気ポイントを分析します。

まずランキングトップ10はこちら。

今週のInbound Word:「串カツ」

今回注目するのは、食べたいランキングの上位に必ず入っている「串カツ」です。

串カツといえば、大阪の「ソース二度づけ禁止」でおなじみですが、地域によって食べ方は様々。この日本のソウルフードが食べたいランキングの上位に常に鎮座しています。一体何が人気となっているのでしょうか。

揚げ物、濃い味が大好き

串カツと聞くと、大阪が有名ですが、中でも新世界に密集する串カツ屋は観光客でいっぱいで、よく見ると順番待ちの列のほとんどが中国人だったりするくらいです。

もともと串カツは昭和4年頃、大阪にある「串カツだるま」の女将さんが釜ヶ崎の労働者に振る舞ったのがはじまりと言われています。東京の串揚げや名古屋の味噌カツと比べると小さく、ひと口で食べられるようになっており、衣は軽め、ソースは客同士が共用するため「二度づけ禁止」、キャベツは食べ放題と言う特徴があります。

これら大衆向けの串カツは、揚げ物が大好きな中国人にとってはソースの味も受け入れやすく、揚げたてのサクサクした食感や食べやすこともあって、徐々に人気となっていったようです。

食べ方やルールはSNSから

大阪の名物となった串カツは、料亭などの高級感のある串揚げや名古屋の味噌カツなど、他地域の串カツはひと味違う、大衆的な価格と美味しさで訪日中国人にも大人気となっています。

「ソース二度づけ禁止」という食事中のルールは、彼らにはもちろん珍しいものであり、日本で串カツを食べた中国人観光客が自身の微博や微信を通じて事細かに写真付きでレポートしているので、ほとんどの来店者がこの大阪特有の食べ方を理解しているのです。

このような状況を踏まえ、最近では中国人観光客向けに中国語で書いた二度づけ禁止の説明やメニューを用意したり、中国人スタッフを雇って対応している店も増えています。

自分で揚げる「体験型」串カツ店も人気に

ご存知のように多くの中国人が爆買いを卒業し、日本の文化を体験することに嗜好がシフトしています。今回のキーワードである串カツのような日本の大衆的食文化もその1つになります。

大阪特有の「ソース二度づけ禁止」の串カツは、多くの中国人が体験し、SNSを通じて発信しています。そこへさらなる体験ではありませんが、自分で串カツを揚げて食事ができるお店が人気になっているようです。

そこでは食べたい具を選び、テーブルにセッティングされた鍋に先ほど選んだ具材に衣をつけて揚げるだけ。ここではソース二度づけ禁止ということはなく、存分にソースをかけて食事ができます。

さらにできたての熱々を頬張ることができ、自分で調理する楽しさが訪日時の体験のひとつとなることで、中国人観光客の満足度もアップするのです。

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