【中国人気】日本製インスタント食品に賞賛の嵐!日本食調味料も好評-「買った」ランキングから
トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。そのランキングから、注目の商品、注目のサービスをピックアップ。中国消費者がハマる背景を探ります。2018年8月22日~8月28日 の「買った」ランキングは、日本人にはおなじみの味ながら、海外から注目を集める、ある食材アイテムです。
まず最新のトップ10はこちら。
今週の注目Word:「永谷園ゆうげ」
今回は、日本人にとっても定番のインスタント味噌汁「永谷園ゆうげ」に注目したいと思います。
ランキング順位は100位以下ながら、その人気は徐々に上昇していることがわかります。
順位 | 商品名 |
---|---|
121 | バリアリペア シートマスク (ヒアルロン酸) |
122 | 永谷園 ゆうげ |
123 | ベビーフット イージーパック |
124 | 虫くるりん つり下げタイプ |
125 | カットコットン |
126 | アクティベーション モイスチュア ミルク III |
127 | サカムケア |
128 | ソフィ センターインコンパクト |
129 | プリペア 眉そり用のカミソリ |
130 | こども専用フロス フロッシー |
【グラフ】「永谷園ゆうげ」のランキング推移
クチコミ件数を見てみると、徐々にクチコミが積み重なっていくことが見て取れます。
【グラフ】「永谷園ゆうげ」のクチコミ件数推移
日本のインスタント味噌汁は、粉末タイプのものから、生味噌タイプ、フリーズドライの商品までさまざまです。各メーカー、新商品を発売する度に『本物』に近い味(もはや家庭の味以上!?)を再現し、年々市場は拡大傾向にあります。
「永谷園ゆうげ」は「買った」ランキング内で現在は圏外ながら、右肩上がりに上昇を続けており、今後上位にランクインする可能性が予想されます。
中国国内でも知名度が高い「永谷園」
中国国内でも味噌汁は日本料理店で気軽に味わうことができ、代表的な日本料理のひとつとして親しまれています。
日本食材を扱う百貨店やスーパーマーケットでは、日本からの輸入したインスタント味噌汁をはじめ、中国国内で生産されたインスタント味噌汁も販売されており、好評です。
各メーカーが並ぶ中、圧倒的な知名度を誇るのは「永谷園」です。
“日本人が好むインスタント味噌汁”として信頼度も高く、訪日外国人が日本のスーパーの味噌汁売り場に訪れた際、迷わず手にするのが「永谷園」商品です。
「永谷園ゆうげ」のシリーズは、合わせの「あさげ」、赤だしの「ひるげ」、白みその「ゆうげ」がありますが、中国で馴染みのある白みそを使った「ゆうげ」が人気となっています。
日本製インスタント食品が驚愕の美味しさで人気
今、中国国内では味噌汁やカップ麺、カレーやパスタソースなど、日本製のインスタント食品が大人気!お湯を注いだりレンジで温めたり、調理の手軽さに加え、本格的な味わいが驚きをもって伝えられています。
私が中国に在住していた時も、気軽に日本の味が味わえると、日本から持ち込んだインスタント製品には随分助けられました。
日本のインスタント製品の中でも特に名店の味を再現したラーメンの人気が高く、最近はスーパーだけでなく、コンビニ各支社限定のインスタント商品も話題となっています。
ゲストハウスや民泊、素泊まりのホテルを利用する訪日外国人の中には、食事は宿でインスタント食品を楽しむという人も増えています。
また、空港で荷物整理をしている訪日外国人のスーツケースの中にカップ麺等が入っていることも多く、日本のインスタント製品が人気のお土産となっていることは間違いありません。
余談ですが、中国の一般家庭やオフィスに設置されているウォーターサーバーでカップ麺を作ると、温度が足りずに太麺や生麺タイプのものは規定の待ち時間では美味しく作れないことが多々あります。
また、中国では後入れのスープをお湯と一緒にそのまま入れてしまう人も多いので、もし中国へお土産にカップ麺を持って行く際には、作り方など一言添えてプレゼントすると良いでしょう。
手軽なインスタント調味料も話題
味噌汁やカップ麺などのインスタント食品のほか、「ふりかけ」や「チャーハンの素」、「雑炊の素」「お茶漬けの素」など、インスタント調味料も需要が高まっています。
WeiboなどのSNS上では、これらのインスタント調味料を使った様々なアレンジレシピが多数投稿されており、親元を離れて都市部で生活する若者たちの強い味方として、今後ますます注目されそうです。
ちなみに、日本で〆によく食べられる「お茶漬け」ですが、中国では抵抗がある人が多いということをご存知ですか?「お茶漬け」いわゆる「泡飯」は貧しい食べものというイメージがあるのです。
日本で言うところの「味噌汁ご飯」いわゆる「猫まんま」のようなイメージなのかもしれませんね。