【訪日中国人】大人がレースに大興奮? 小さなボディに夢を乗せて!―「○○したい」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「○○したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。

今回は2018年11月14日〜11月20日「○○したい」ランキングから、誰もが一度は胸を熱くさせたことがあるであろう、日本のあるホビーの大会についての分析です。

まずランキングトップ10はこちら。

2018年11月14日〜11月20日「○○したい」ランキング

今週の中国人気訪日クチコミ:「ミニ四駆大会に出たい」

今回注目するのは、○○したいランキングの中でも目を引く「ミニ四駆の大会に出たい」です。

初出は50位以下ながら、その後、じわりじわりとランクを上げ、今週ついにTOP20まで食い込んでいます。

しかも今回ランキング入りしているのは、グッズそのものではなく「大会に出たい」です。「ミニ四駆」と聞いて「子どもを大会に出場させたい」と思うかもしれませんが、クチコミキーワードは「大会に出たい」。どうやら中国では大人が夢中になっているようです。

日本で第3次ブーム到来中のミニ四駆

ミニ四駆は、タミヤが発売しているモーターを搭載した四輪駆動の模型で、単3乾電池を動力源として走行します。男の子たちなら、一度は遊んだことのあるオモチャかもしれません。

日本でのミニ四駆は数回のブームが訪れています。1980年代後半から「ダッシュ四駆郎」、90年代に入ると「爆走兄弟!レッツ&ゴー!!」で人気が爆発しました。

そのミニ四駆ですが、2016年頃から日本で第3次ブームを引き起こしています。

その理由のひとつとして、99年を最後になくなってしまったレース大会のジャパンカップが再開されたことがあげられます。これにより、子どもの頃ミニ四駆に熱狂していた大人たちが参加できるようになったことがブームになっているようです。

もともと80年代後半〜90年代後半の約10年間ブームでしたが、多くの人たちが子どものままそのブームは終焉。しかし、あの頃の“レーサー”たちが大人になった今、自由に使えるお金で、子どもの頃に叶わなかった“夢のマシン”を作ることができ、レースに参加して存分に楽しむことができるのです。

とはいうものの、実はお金があまりかからないのも人気再燃の理由のようです。ミニ四駆の本体は1台1000円ほどなので、パーツなどを組み合わせても3000円以内でできてしまうのです。そのような理由から、親子でミニ四駆を楽しむ“親子レーサー”が増えていることも影響しているようです。

さらにこの人気は海外にも広がり、香港で開催された大会のライブ映像視聴者は20万人を超えるほどになっています。

キッカケは中国でのテレビ放映

日本でも大人気のミニ四駆ですが、中国でもその人気はその筋の方々には高いようです。

子ども頃に遊んだ思い出やミニ四駆への熱い想いなど、いわゆるマニア系の書き込みも多数見られます。

振り返ると、中国でミニ四駆が流行っていたのは90年代半ば頃から00年代初頭といわれています。

当時は日本でも流行った「ダッシュ!四駆郎」(中国語名は「四駆小子」)「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(中国語名は「四駆兄弟」)が放映され、人気となりました。日本同様、その頃ハマっていた小学生が大人になりミニ四駆ブームを支えているのかもしれません。

2017年には、組み立てからミニプログラムまである、中国人向けのミニ四駆制作ワークショップが上海で開催されました。

また、日本で売られているミニ四駆を子どものお土産として買っていくと喜ばれることもあり、爆買いまではいかないものの、日本製のミニ四駆は根強い人気があるのです。

前出の「ジャパンカップ」が2012年以降連続開催されていることや、年間を通して開催される「ミニ四駆グランプリ」、各競技会の優勝者が集いチャンピオンを決める「ミニ四駆チャンピオンシップ」、海外レーサーと国内チャンピオンが世界一を競う「ミニ四駆ワールドチャレンジ」など、レースが多種多様あり、訪日日程を合わせれば大会に参加することは夢ではありません。

自分が子ども頃に熱狂したミニ四駆。しかも日本という聖地で大会に参加できるのできるのであれば、この機を逃す手はないでしょう。中国人といえども、ミニ四駆にかける情熱は日本人以上なのかもしれません。

今後はこうしたイベントも、インバウンドの起爆剤たりうるのかもしれません。

より詳しい中国情報はこちら
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