【中国人観光客に人気】4位「奈良公園」(前週5位)、5位「伏見稲荷大社」、6位「大阪城」
トレンドExpressでは、中国ソーシャルメディアのクチコミから日本で「行った」「買った」「食べた」「買いたい」「したい」と言及されている投稿の件数を集計しランキング化しています。また独自集計によるECサイト人気日本商品ランキングを週次で作成しております。
今週の【週次ランキング解説】では、2017年5月24日~5月30日の新浪微博上の書き込み件数をもとに作成した、日本で「行った」ランキングについて取り上げます。
「行った」ランキング ~関西のスポットが複数上昇、大阪は3スポットがランクイン
トップ10では複数の関西のスポットが順位を上げ、ランクインしています。4位「奈良公園」(前週5位)、5位「伏見稲荷大社」(同8位)、6位「大阪城」(同10位)、7位「通天閣」(同16位)、8位「ユニバーサルスタジオジャパン」(同15位)となりました。
更には前週で48位だった「大阪駅」も22位まで順位を上げています。「大阪」は、言及されるスポットは分散していますが、不動のTOP3「沖縄」「清水寺」「札幌」と同じような「日本旅行と言えばここ」という目的地となっていると言えそうです。
一方で二年前の夏以降TOP10に居続けた「道頓堀」が今週ついにTOP10にランクインならず、16位となりました。リピーターの旅行者が増え、新鮮さが薄れてきているのでしょうか?
親子旅行がキーワード? ショッピングのスポットも順位アップ!
「大阪」や今回トップ10入りした「富士山」の書き込みを新浪微博で検索すると、親子で訪れている様子が写真からうかがえます。中国の人気旅行サイトCtripでも「親子旅行」は人気旅行プランの一つです。「ユニバーサルスタジオジャパン」の人気は子連れ旅行に適しているという要素も影響しているかもしれません。
また旅行中の書き込みを見てみると「目的地まで遠かった、日にさらされて焼けた」「日焼けした」といったものもみつかりました。
日本ではここ数年、UV対策、熱中症対策の日傘の利用も呼びかけられていますし、デザイン性の高い日傘も夏には多く売られています。日傘を利用するメリットと合わせて商品の認知を拡大することで、男女を問わず商品が売れる可能性が高まるかもしれません。
またランキング11位以下では、今回は「有楽町マルイ」「銀座松屋」「マツモトキヨシ」「ヨドバシカメラアキバ」の順位も上昇しています。「買った」ランキングでこれらに関係したアイテムも上昇しているのかどうか、確かめたいところです。
トレンドViewerでは「行った」11位以下~50位、その他日本で「買った」「食べた」「買いたい」「したい」ランキング、ECサイト人気日本商品ランキングを毎週更新しています。前週とのランクと大きく順位を変動させたアイテムがわかる「ランク上昇率」順の並べ替えも可能となっています。下記リンクより是非ご確認ください。