【中国人に人気クチコミ】渋谷駅ワンピースコラボポスターの紹介が話題に

トレンドExpressでは、一週間の中国ソーシャルメディアでの日本関連書き込み総件数の推移、および日本で「行った」「買った」「食べた」「買いたい」「したい」と言及されている投稿の件数を毎週集計しランキング化しています。また独自集計によるECサイト人気日本商品ランキングも週次で公開しています。

今週の【週次ランキング解説】は、2017年7月19日～7月25日の新浪微博上の日本関連書き込み推移と、「リツイート」件数ランキングについて取り上げます。

昨年の書き込みピーク、国慶節の件数に迫った2017年夏！10月初旬の数字やいかに

まずは、今週の中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み件数推移を見てみましょう。

対象メディアにおける日本関連の書き込み総数は6月下旬に80万件を超えたのち上昇の一途をたどっており、この三週間は87万件超を維持しています。

夏はクチコミが増加するのでしょうか？　昨年夏の書き込み総数と比較してみましょう。2016年は7月下旬に70万件を突破したのち、8月末の78万件をピークに下降しました。その後、国慶節直前の9月下旬で再び上昇、国慶節期間の87万件が昨年一年を通じて最も書き込みがされた時期となっています。

今年は夏の時点で昨年のピークとほぼ同数ということで、これから国慶節期間にかけての書き込みの盛り上がりが期待できるのではないでしょうか。日本関連の話題の盛り上がりを利用して、効果的に中国人消費者に日本の魅力を伝えていきたいところですね。

フグから寄木細工まで、日本の匠が中国人を魅了！

すでに去年のピークを越える勢いのクチコミ、どのような内容が多いのかリツイートランキングから探ってみましょう。気になるTOP10を以下にご紹介します！

内容を分類してみると、「季節関連」「食」「匠」「アニメ」「体験」の5つの要素が多いことがわかります。ユーザーが日本の何に関心を抱いているのかがよくわかる結果となったのではないでしょうか。

3位にランクインした投稿には中国語字幕付きの日本語動画がアップされており、ここでは日本の職人技が約5分にわたり収録されています。コメントも1,000件を超え、かなりの注目を集めたと言えるでしょう。「江蘇省では普通にフグを食べているよ（珍しくない）」といったコメントもあり、中国といえども常識が異なることが確認できました。

TOP10の投稿のうち、ワンピースの巨大ポスター、ディズニーリゾート攻略、ピカチュウの投稿は本日（8月9日）もリツイートが続いており、まだまだ注目を集め続けそうです。キャラクターの訴求力を感じさせます。

アニメの「ワンピース」、「NARUTO-ナルト-」に関する投稿ですが、ワンピースは「ワンピースについて」というフォロワー数17万のアカウント、ナルトはフォロワー数73万の公式アカウントからそれぞれ発信されています。ワンピースの公式アカウントはフォロワー数54万で、公式アカウントのフォロワー数だけでいえばナルトのほうが人気ということになりそうですが、忍者という日本独特の設定がうけているのでしょうか。

フォロワー数ではナルトと比較して少なめのワンピースですが、今回のリツイートランキング1位に掲載された写真は巨大なポスターに立体の羽毛が大量に貼り付けられたものでインパクトがあり、SNS上での拡散においてはフォロワー数だけでなく発信内容がいかに重要かということがわかります。

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