【インバウンドニュースまとめ】国慶節振り返り!インバウンドの明るい未来を感じさせる数字
国慶節も終わり、先週は日本各地や中国国内での中国人による消費の盛り上がりが報じられていました。中国国内ではモバイル決済やシェア消費などが新しいブームとなり、アリババのジャック・マーが提唱する「新零售(新しい小売り)」を体験する1日ツアーが人気だったそうです。
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越境ECシリーズ(4)ECも「新小売」へ~ジャック・マーの提唱する次のステップ~
モバイル決済でたどる国慶節期間の中国人旅行客の軌跡
国慶節期間の中国人観光客による旅行消費は国内外いずれも盛んだったようです。複数の報道で訪日中国人が様々な「コト」や「モノ」を積極的に楽しむ様子が伝えられています。「微信支付」「支付宝」などのモバイル決済や銀聯カードの外国での利用が大幅に増加しているそうですが、この中には日本旅行での積極的な消費も含まれています。
国慶節を前に行われた日本経済新聞の調査では、西日本の商店の5割が「訪日客が増えた」と回答しているとのこと。実際、大阪を中心に百貨店などの好調ぶりも報じられており、インバウンド市場の明るい未来を感じさせます。
参考:
中国人観光客「成熟層」はここまでマニアックに日本を楽しんでいる(出典:ダイヤモンドオンライン)
おおきに!大阪に押し寄せるインバウンド、地盤沈下から反転攻勢へ(出典:Bloomberg)
西日本の商店5割「訪日客増えた」 本社観光調査 「雇用増やす」1割超 地域に恩恵(出典:日本経済新聞電子版)
訪日客の財布つかめるか 西日本商店街、来店者の18%(出典:日本経済新聞電子版)
こんな「秘境」に外国人が続々! 次の人気スポットは(出典:NIKKEI STYLE)
中国人は超大型連休をどう過ごしたのか(出典:WEDGE Infinity)
中国の国慶節黄金週、「微信支付」「支付宝」「銀聯カード」いずれも外国での利用が大幅増(出典:ZUU online)
ストレスフリーで充実した滞在、今週の注目は「サムライ」
インバウンド旅行客に向けた積極的な取り組みも引き続き報道されています。例えばモバイル決済導入支援や無料の電話通訳、民泊のフロント代行など、旅行時の利便性の向上につながるサービスが各地で展開されています。
旅行のハード面のストレスを軽減するだけでなく、「コト消費」市場におけるコンテンツの充実もインバウンド市場での重要課題です。都内のホテルが提供するサムライ体験は今後人気のコンテンツになるのではないでしょうか。サムライ体験には、殺陣振り付けのプロの監修による、ワークショップとプライベートサムライショーの2コースが、それぞれ数万円、70万円(2名)で設定されています。目の肥えたリピーターを喜ばせそうです。
参考:
西武HD、訪日外国人に向けて「コト消費」を展開 「体感型」にシフトへ(出典:財経新聞)
「民泊フロント」意外に便利 荷物預かりや店の案内も(出典:NIKKEI STYLE)
訪日外国人の“足取り”、プリペイドカードで把握 JCBが実証実験(出典:オリコンニュース)
訪日外国人にサムライ体験、ホテル椿山荘東京(出典:日本経済新聞電子版)
香川県が無料で電話通訳 訪日客向け、9言語に対応(出典:日本経済新聞電子版)
QF Pay Japan株式会社が、日本版DMO「株式会社くまもとDMC」と協業。熊本県内の観光地において、訪日中国人観光客向けモバイル決済「WeChat Pay」の店舗への導入支援を共同事業化(出典:産経新聞)