春節後だから考えよう。中国人は「どう」日本商品を買いたがっているか 2018年2月28日~2018年3月6日 日本で「買いたい」口コミランキング

トレンドExpressでは、一週間の中国ソーシャルメディアでの日本関連書き込み総件数の推移、および日本で「行った」「買った」「食べた」「買いたい」「したい」と言及されている投稿の件数を毎週集計しランキング化しています。また独自集計によるECサイト人気日本商品ランキングも週次で公開しています。

今週の【週次ランキング解説】は2018年2月28日~2018年3月6日の日本で買いたい口コミ数ランキングを見ていきます。

春節フィーバーがひと段落し、全体的に大きな変動はない落ち着いたランキングとなりました。そこで、今回は変動が少ないからこそ見えてくる傾向について考えてみたいと思います。

2018年2月28日~2018年3月6日 日本で「買いたい」口コミランキング

種類豊富な日本の医薬品は根強い人気

「買いたい」「買った」ランキングを見ると、日本の医薬品人気の高さがうかがえます。人気の理由は、ひとつの製品・ブランドに対して、症状やお悩みに合わせて展開するラインナップの豊富さです。

中国で薬局に風邪薬を買いに行くと、上海市の比較的大きな薬局でも2〜3種類しかありません。しかもどれが良いか薬剤師に聞いても大抵は「差不多(大差はない)」と返されてしまいます…。

しかし、日本で市販されている風邪薬はというと、熱や鼻水、せき、のどの痛み、頭痛など、症状に合わせて「選ぶ」ことができ、むしろ種類が多過ぎて悩んでしまうほどです。配合される成分も、身体への優しさを謳ったものや子供向けのものもあり、安心感を得られるところも支持される理由のひとつでしょう。

しかし、3月16日号の速報でも触れた日本の目薬に対する注意報道があるように、医薬品は正しい使用・服用方法でなければ、効果を得られないだけでなく、身体に悪影響を及ぼす場合があります。コスメ・基礎化粧品も同様です。医薬品やコスメ・基礎化粧品には注意等が書かれた仕様書が封入・印刷されていますが一般的には日本語だけのものが多く、店頭で販売する場合も十分に説明ができない場合がほとんどです。今後、ますます訪日外国人への医薬品、コスメ・基礎化粧品販売が増えていくことが予想されます。現に、「免税」を掲げるドラッグストアが、日本全国で続々とオープンしています。不要なトラブルを避け、正しく安全に使用していただくために、販売する側の対策も必要になってくるのではないかと思います。


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買いたいものは中国でも買えるもの?

さて、日本で「買いたい」ランキングに名を連ねるアイテムの多くは、中国の小売店でも購入できる製品が多くを占め、しかも、日々の暮らしに直結した生活感漂うアイテムが多いのが特徴です。

中国のお店で手に入るにもかかわらず、あえて訪日時や越境ECなどで買いたい理由として考えられるのは、やはり「日常使いしている製品」を「安く買いたい」からです。

筆者が中国・上海で生活していた2015年頃、帰国時に「爆買い」していたものは、雪肌精シリーズ、ヒロインメイクのアイブロウとアイライナー、無印良品の文具用品、ユニクロの衣料品、歯磨き粉、医薬品、食品と、まさに訪日中国人のスーツケース内のものと同じです(笑)。

中国国内の小売店でもこれらのアイテムを扱っている店舗はあるのですが、店頭では1.5〜2倍ほどの割高感があります(テナント料などが発生するため)。

次回の帰国時まで極力なくならないように持ち帰るのですが、なくなるとその割高感を感じつつも購入してしまうのが上記のアイテムでした。

ですから、訪日時や越境ECで従来型小売店よりも「安く買いたい」と思う訪日中国人の気持ちは非常によくわかります。

自由に買うことができる日本人ですらそう思うのですから、限られたタイミングでしか来ることのできない中国消費者であればなおさらでしょう。

こうした要素を改めて認識し、中国への販売チャネルを上手に見極め、使い分けていくことが、今後必要になってくるのではないでしょうか?


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