【中国人気】 東京のランドマークといえばまだまだ東京タワー!~3月21日〜27日「行った」ランキングから
トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「〇〇したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。
まずランキングトップ10はこちら。
今週のInbound Word:「東京タワー」
今回注目するのは、行ったランキングベスト10の常連ランドマーク「東京タワー」です。
「行った」ランキングでは、全国各地の名所をおさえ常に上位をキープしている、東京を代表するランドスケープ「東京タワー」は、中国人も含め訪日外国人が必ずと言っていいほど訪れる人気スポットになっています。
中国人からも東京といえばタワー
東京都内を電車やバスで移動している時、ふと視界に飛び込んでくる東京タワーにときめいてしまう人は少なくないはずです。そんな東京を代表するランドマーク、東京タワーは日本人だけでなく訪日外国人たちをも魅了し続けているのです。
芝公園にある高さ333mの東京タワーは東京スカイツリーに次ぐ国内で2番目に高い建造物で、今年は開業から60周年という節目の年を迎えました。
今年、1月25日には、展望台の来場者が1億8000万人に達し、現在、施設の魅力を高めることと利便性を向上させる目的で、開業以来大規模なリニューアルに向けた工事が行われています。
順調に進めば2020年に開催される東京オリンピックでは新しい東京タワーがお目見えする予定になっています。
Weibo・WeChat映えのフォトスポット!
年中無休の展望台からは、富士山や東京の街を一望することができ、季節ごとのライトアップも人気になっています。
WeiboやWeChatなどの書き込みを見てみると、あらゆる角度から撮影された、多種多様な東京タワーがアップされています。つまり、WeiboやWeChat映えする写真のために東京タワーを訪れる人が大半なのです。
そのため写真の撮り方も高さが伝わるように近隣の建物を入れたり、下からの大胆なアングルで撮影したり、六本木方面の高層ビルから撮影したりする人が多いために、実際に東京タワーの展望台まで上る人は多くはないかもしれません。
ライトアップされた東京タワーも人気で、摩天楼に映えるきらびやかな東京タワーも数多くあげられています。
一方、展望台まで上った人の写真には、プロジェクションマッピングで鮮やかに彩られた写真や250mから望む東京の街の写真が競うようにあげられています。また、漫画「ONE PIECE」をテーマにした東京ワンピースタワーが併設されていることもあり、中国人に根強い人気のONE PIECEファンが数多く訪れているようです。
依然として「東京のシンボル」に
ちなみに国内では東京タワーに変わる東京のシンボルとして一番高い「スカイツリー」が開業しましたが、「行ったランキング」においては50位以下と振るいません。
なぜ多くの訪日中国人観光客は、東京タワーに行きたがるのでしょうか?
もっとも多かった理由は、ズバリ「東京のシンボルであり、観光名所だから」。
旅行パンフレットやウェブサイトには、必ずと言っていいほど東京タワーが紹介されています。しかも都心という立地も、訪れやすい理由の一つのようです。つまり中国人を含めた外国人観光客にとって東京のシンボルは依然として「東京タワー」なのです。
また、「夜はカラフルな東京タワーが望めるから」という意見もあることから、夜景の写真を撮る人が多いことが分かります。
面白いコメントに「日本のドラマで観たから」というのがあります。やはり日本のドラマやアニメなどのコンテンツは、訪日時の訪問先へ何かしらの影響を与えているようです。
東京タワーはその凜とした佇まいにダントツの人気を誇り、数多くの訪日中国人観光客を魅了し続けているのです。