【インバウンド】やっぱり大好き金閣寺! 最新「行った」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「〇〇したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。今回は「行った」ランキングから、日本の有名寺院に対する人気ポイントを分析します。

まずランキングトップ10はこちら。

2018年5月2日~5月8日「行った」ランキング

Inbound  word:「金閣寺」

今回注目するのは「行った」ランキングに必ず入り、不動の人気を誇る「金閣寺」です。

順位 スポット 口コミ件数
11 鹿苑寺金閣 644
12 ドン・キホーテ 633
13 SUNTORY山崎蒸溜所 627
14 富士山 618
15 伊勢丹新宿 606
16 慈照寺銀閣 599
17 修善寺 582
18 那須 578
19 池袋 577
20 立川 558

ランキングを見てみても、トップ10以下ながら、常に20位以上にはランクインしています。

中国人にも大人気の「金閣寺」。その理由は言わずともですが、「金」が大好きな中国人が好んで訪れるのには、他にも理由があるようです。

外国人の目に映る「日本」のイメージのひとつ

我々がよく使う「金閣寺」という呼称は実は通称で、正式名称は北山鹿苑寺。銀閣(慈照寺観音殿)、飛雲閣(西本願寺)と併せて「京の三閣」と呼ばれています。

寺号は金閣寺を建てた、室町幕府第3代将軍、足利義満の法号「鹿苑院殿」から名付けられています。

この義満が将軍だった頃、日本では仏教が大流行中。もともと山荘で、金閣を中心とする庭園や建築様式は、この世に極楽浄土をもたらすものだと言われるほどで、その美しさは格別だったようです。その後「山荘を禅寺に改めてほしい」という義満の遺言により、鹿苑寺が誕生しました。

舎利殿は漆地に金箔を押した三層宝形造の建物で、外観はキラキラと輝いており、日本のほかの寺と全く異なります。また、入場券のデザインも特別仕様になっており、お守りのようだと中国人に人気になっています。

日本庭園の中に建つそんな金閣寺の姿は、中国人のみならず、日本を訪れる外国人にとっても「The 日本」な風景。金閣寺を見ながら、観光客は「日本に来たんだなぁ~」ということを興奮とともに感じているようです。

金閣寺と言えばやっぱりあのアニメ

京都には、日本の歴史や文化が凝縮されています。中でも金閣寺は、海外でも有名な文学作品やアニメーションなどにも登場し、数多くの外国人に京都のシンボルだと認識されています。

多くのコンテンツに登場している金閣寺ですが、中国の人はどのコンテンツから金閣寺のイメージを得ているのでしょうか?

それは日本のアニメ「一休さん」。

同作品、日本では1975年から1982年まで放送され人気となりましたが、中国では1983年に初めて中国語版が放送され大ブームに。70年代、80年代生まれの中国人のほぼ全員が見ていたと言われるほどでした。

彼らが子供時代に見ていた「一休さん」に登場したことがきっかけとなり、金閣寺を知った中国人が非常に多いのです。度々再放送されていたこともあり、その認知度は計り知れません。

そんなこともあり、中国人に金閣寺はあの一休さんに出てくるキラキラの建物だと伝えれば、たいていの人は喜んでくれると言います。いわば「聖地巡礼」の先駆け的存在かもしれません。

また、その知名度の高さを利用して、京都府は府観光連盟や東映京都スタジオなどと共同で、一休さんを活用した中国人観光客誘致をしていたことがあるほどです。日本のアニメーションが観光客誘致に一役買っていたとは、嬉しい限りです。

キラキラのお守りはマストバイ!

さて、日本のお寺では、お寺ごとにオリジナリティ溢れるお守りや土産物がありますが、金閣寺特有のお守りも人気になっています。

前出の入場券も人気のひとつですが、「金閣寺風水お守り(八角守)」は、金色に八角形をした珍しいお守りです。

「八」は中国でも日本同様に末広がりの数字で、縁起の良いものとされていることもあり、手に取る中国人が多いと言います。密かに金閣寺お守りを持っている中国人は、意外に多いかもしれません。

天気の良い日は特に写真映えすることもあり、微信や微博に写真をあげる中国人は後を絶ちません。中でも話題になったのは、初雪を観測した翌日に撮られた雪化粧した金閣寺の写真。「夏よりも美しい」「静かで穏やかな美しさ」「心が浄化された」など、その幻想的な美しさは、中国人の注目度がとても高かったようです。

より詳しい中国情報はこちら
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