【訪日中国人】インバウンド勝ち組都市、「札幌」―「行った」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「〇〇したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。

今回は2018年10月10日〜10月16日「行った」ランキングから、中国人観光客が必ず「行きたい」、「行った」と名前を挙げるある人気都市について分析してみたいと思います。

まずランキングトップ10はこちら。

2018年10月10日〜10月16日「行った」ランキング

今週の中国人気訪日クチコミ:「札幌」

今回注目するのは、行ったランキングのベスト3に必ず入っている超人気観光エリア「札幌」です。

「札幌」は、常時上位にランクインされる観光エリアです。

中国人に人気の北海道にあることや直行便もあることから、訪れる人が多いのも頷けます。何がそんなに中国人観光客を魅了するのでしょうか。


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北海道人気から派生した「札幌」人気

中国人観光客に北海道は大人気です。

その北海道の玄関口にあたる千歳空港へは、北京や上海、大連などの中国主要都市から直行便もあることから訪れやすいのも理由のひとつになっているのでしょう。

今年9月の北海道を襲った大型台風や大地震の影響で、中国人観光客の来道が心配されましたが、3ヵ月~半年前から旅行の計画を立てる中国人にはあまり関係がなかったようで、飛行機が飛ぶ限り予定通り訪れているようです。

札幌には、新鮮な海の幸や採れたての旬の素材を食べられるレストランが豊富にあるほか、自然豊かな街並み、お買い物も存分に楽しめるとあって訪れる人が後を絶ちません。

ジンギスカンやラーメン、寿司、新鮮な魚介類などの北海道名物は、中国人観光客の胃袋を満たしてくれます。

ちなみに山東省出身の王文彩さんは、札幌ラーメンの創始者として知られています。また、中国で一番有名と言われる日本人、山下智博さんも中国へ移住する前は札幌に住んでいたこともあり、札幌という地名の認知度に少なからず影響を与えているかもしれません。

中国人向け宿泊施設や電子決済を導入

北海道人気に火をつけたという2008年に公開された映画「狙った恋の落とし方。(原題:非誠勿擾)」の影響もあり、訪日経験のある中国人観光客たちの次に訪れたい場所として、数多くの人たちが北海道を挙げます。

映画の舞台は道東エリアでしたが、北海道の観光名所のひとつ札幌は外せません。映画公開の2008年ごろから中国人観光客が押し寄せ始めたのです。

当時はツアー客を乗せるバスが足りなくなったり、外国人対応のレストランや宿泊施設も少なく、今とは比べものにならなかったほどです。

中国人観光客がやってくる前は、台湾人の北海道観光が大人気で、札幌市内のいくつかの土産物屋がいち早く中国語で対応していました。

 

最近ではアイドルのコンサートに合わせて札幌旅行を計画する人もおり、WeChatなどで一緒にいくツアーメイトを探したり、インスタグラムで話題の中国人モデル・龍夢柔が出演するホテルの北海道内限定のTVCMが流されるなど、札幌で中国を取り上げた話題には事欠かなくなっているようです。

またいち早く、AlipayやWechatPaymentなどの電子決済にいち早く対応したり、好立地にあるホテルがターゲットを中国人向けにリニューアルし、中国人スタッフを常駐させるなど、インバウンド対策に早くから取り組んでいることが、多くの中国人観光客を魅了しているのかもしれません。

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