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【インバウンドニュースまとめ】住宅宿泊事業法成立、インバウンド市場拡大を後押し~訪日中国人に人気上昇中のスポットは?

いよいよ住宅宿泊事業法(民泊新法)が成立

まず先週のインバウンド関連で大きなニュースといえば、住宅宿泊事業法(民泊新法)の成立ではないでしょうか?

住宅宿泊事業法(民泊新法)とは、自治体に届け出た上で、1年間で180日を超えない範囲で住宅地でも民泊のサービスが行えるとするもので、施行は2018年となる見通しとのことです。

民泊営業、届け出でOK 年180日、住宅地でも 新法、訪日客の受け皿に
(出典:産経ニュース)

また、京都市観光協会と京都文化交流コンベンションビューローが発表した、京都における4月の外国人客宿泊状況調査結果によると、外国人利用客率が初めて5割を超えたとのこと。まさにこの住宅宿泊事業法の施行には大きな期待が寄せられるところです。

外国人利用客率が初めて5割超え 京都市内35ホテル調査(2017年4月)
(出典:インバウンドナビ)

 

その他にも、先週は訪日旅行者数の増加を裏付けるような統計や数値に関するニュースが見られました。今後、急増する訪日観光客に対応すべく、様々なサービスが増えていくのではないでしょうか?

日本のビザ発給数2016統計、インバウンド堅調で過去最高、中国人高所得者向けビザは266%と急増
(出典:トラベルボイス)

中部国際空港、総旅客数が5年連続増加で回復傾向、岐阜県はインバウンド増で消費拡大
(出典:トラベルボイス)

免税店、全国に4万532店、半年で5%増
(出典:観光経済新聞)

 

トリップアドバイザー、「外国人に人気の観光スポット2017」を発表

また先週は、トリップアドバイザー株式会社が、今年で9回目となる「外国人に人気の観光スポット2017」を発表しました。このランキングに注目している方も多いのではないでしょうか?

外国人クチコミで人気の国内観光スポット2017、今年もトップは「伏見稲荷」、「アキバフクロウ」が急上昇で2位に
(出典:トラベルボイス)

トレンドExpressでは、中国ソーシャルメディアのクチコミから日本で「行った」「買った」「食べた」「買いたい」「したい」と言及されている投稿の件数を集計し週次でランキング化していますが、「2017年4月12日~18日 日本で「行った」ランキング」を見ても、確かに伏見稲荷大社は人気のスポットとなっています。

この週は時節柄、花見スポットである「新宿御苑」が前週のランキング圏外から大きく順位を上げて10位にランクインしていました。来月はいよいよ夏休み、これからどんなスポットが人気となっていくのでしょうか?

そこで、直近の「行ったランキング」※における、上昇率ランキングTOP5※2をご紹介したいと思います。

1位 ワンピース麦わらストア
2位 一蘭ラーメン
3位 修善寺
4位 沖縄美ら海水族館
5位 京都三条

※1 集計期間:2017年5月17日~23日
※2 前週からの順位変動が大きい順にランキング

トレンドExpressでは、今後も引き続き人気スポットの動向を追っていきたいと思います!