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【インバウンドニュースまとめ】5月の訪日外国人客数ほか最新統計や分析結果が多数

中国市場は速い! シェアリングエコノミーやEC業界のスピード感あふれるニュース

前週のニュースまとめでご紹介した、中国の自転車のシェア(共有)サービス大手「摩拝単車(モバイク)」が、福岡市と連携しサービス開始することが先週木曜に発表されました。また、楽天の民泊事業参入、アリババによる米国産の食品や商品の通販販売事業拡大、京東集団の野菜生産参入といったニュースが次々と発表となった一週間でした。

こういった各企業の機を逃さない新事業への着手、展開のスピードには、インバウンド越境ECを取り巻く業界各社の対応の速さがうかがえます。

参考:
[詳報]中国シェア自転車モバイクが福岡市と連携しサービス開始へ(出典:BUSINESS INSIDER JAPAN)
楽天、民泊事業に参入 LIFULLと新サービス(出典:日本経済新聞 電子版)
アリババ、米国産食品を中国で通販 米2社と提携(出典:日本経済新聞 電子版)
京東集団、野菜生産に参入 三菱ケミカルが工場納入(出典:日本経済新聞 電子版)

では先週のニュースを振り返ってみましょう。

注目は訪日外国人客数をはじめとした最新データやレポート

先週は、日本政府観光局(JNTO)から5月の訪日外国人客数(推計値)が発表されたのを始め、様々な数字に関するニュースが見られました。

JNTOの発表による5月の訪日外国人数は、前年同月比 21.2%増の 229 万 5 千人で、5 月として過去最高となったそうです。

一方で、JNTOのプレスリリースでは、「昨今の世界情勢や競合国との競争激化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変化している」とその数字を楽観視はしていません。上述のようなスピード感あふれる対応のニュースを知るにつけ、インバウンド業界の方は日々その変化を感じているのではないでしょうか?

スピード感あふれる変化に対応するために重要なのは、やはり市場やターゲット分析。JNTOも「今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを進めていく。」とまとめています。更なるインバウンド市場の活性化のためには、先週発表されたような分析レポートを日々参考にしていきたいところです。

参考:
5月の訪日外国人、21.2%増の229万4700人 5月として過去最高(出典:日本経済新聞 電子版)