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【インバウンドニュースまとめ】いま日本のお酒がアツい!お土産にはウィスキーを、滞在時にはビールを

平成29年の訪日外国人旅行者数が2869万人に達したことが、先週石井啓一国土交通相から明らかにされました。前年比で19.3%増と5年連続での過去最高更新を果たし、今年もさらなる増加が見込まれます。

では2018年はどのような「コト」「モノ」が人気となっていくのでしょうか。最新ニュースから探ってみたいと思います。

参考:
石井国交相「平成29年の訪日客数は2869万人」(出典:産経ニュース)

日本のお酒、プロモーションに有効なコンテンツは?

先週、ウイスキーなどの国産酒類の輸出金額と数量がいずれも過去最高を更新したと報じられました。平成29年1~10月の累計ですでに前年の総量を超え、その期間で輸出金額が最も多いのが日本酒、2位がウイスキー、3位がビールと続きます。特に、ウイスキーやビールが前年同期に比べ3割前後伸び、日本酒に迫る勢いで全体の数字を押し上げています。

「日本で買った」ランキングを見てみると、サントリーシングルモルトウイスキー山崎が昨年11月末から首位を独走しています。また「日本で食べた」ランキングでは、日本のビールが上位に入っており、お土産にはウィスキーを、滞在時にはビールを選んでいる様子が伺えます。

「日本で買いたい」ランキングには日本酒がランクインしており、昨年4月まで下降傾向でしたが再び上昇傾向に転じています。「モノ」としての日本酒だけでなく、「コト」としての酒蔵めぐりが人気であることは最近多く報じられている通りですが、先週は「スラムダンク」とつながりのある日本酒が人気といったニュースもありました。

「スラムダンク」の人気キャラクターの名前が福岡県産の日本酒に由来しており、その点を大きく打ち出したのが功を奏したようです。今後のプロモーションにおいては、日本のコンテンツとのつながりやコラボがますます有効になりそうです。

また中国で中古車ブームと報じられていますが、車の所有者が増えていくとともに、カー用品も注目の分野となるのではないでしょうか。「日本で買いたい」ランキングを見てみると、現在は車の消臭剤が人気のようです。バラエティに富んだ日本のカー用品、次は何が人気となるのでしょうか?

参考:
ジャパニーズウイスキー、世界を酔わす-国産酒輸出が過去最高更新、本場でも高まる人気 品薄続きネットで高額売買も(出典:産経WEST)
日本酒「三井の寿」中国で人気 漫画『スラムダンク』との意外な縁 4カ月で1万本完売(出典:YAHOO! JAPAN ニュース)
中国で中古車ブーム、2020年には販売台数で新車抜く勢い(出典:ウォールストリートジャーナル)
中国のタイガー魔法瓶、本物? コピー増えシールで対策(出典:朝日新聞DIGITAL)
ABCマート、2%増益 17年3~11月営業 訪日客消費で(出典:日本経済新聞電子版)
日本のコメを中国に全農、アリババとネット通販(出典:日本経済新聞電子版)
花王、トイレタリー・化粧品販売のEC比率10%超へ(出典:ニュースイッチ)
中国向け越境EC「ワンドウ」/100年以上の歴史を持つ老舗日本企業を特集(出典:流通ニュース)

いま大注目、日本に行って〇〇に住みたい!

「日本で行った」ランキング上位の大阪城ですが、大阪城天守閣の平成28年度の入館者が約255万人となり過去最多を更新したことが報じられました。「日本でしたい」ランキングではなんと「お城に住みたい」が徐々に順位をあげており、日本の城が中国人を惹きつけていることが伺えます。

また先週は、姫路城の管理運営を近畿日本ツーリストが受託、VRコンテンツ活用なども見込んでいると報じられており、今後のお城人気向上に貢献しそうです。


▼中国にはない?!現存する城が人気

【週次ランキング解説】2017年11月29日~12月5日 日本で「〇〇したい」ランキング


その他には、3月3日にオープンする東京タワーの新アトラクションも注目したいところです。東京タワーは「日本で行った」ランキングでじりじりと上昇し、昨年12月にはいよいよTOP10入りを果たしています。新アトラクションにより、さらなるランクアップを期待したいところです。

参考:
インバウンド効果で関係者も驚き…大阪城天守閣で最高の年間入館数(平成29年)(出典:産経WEST)
近畿日本ツーリスト、世界文化遺産「姫路城」の管理運営を受託、VRコンテンツ活用の独自事業も展開へ(出典:トラベルボイス)
ラオックス、「世界遺産劇場」開催のエス・エー・ピー社を買収(出典:M&A Times)
東京タワーに新ツアー! 地上250mの「トップデッキ」で過去現在未来を味わう(出典:@niftyニュース)
外国人に和食を教える資格をネットで取得!わしょクック認定講師養成講座独占配信【動画でeラーニングGoGetterz】(出典:PR TIMES)