【今週のCheck it!】美ボディのヒミツは「あの」クリーム!尿素ブーム、いまだ衰えず-「買った」ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。そのランキングから、注目の商品、注目のサービスをピックアップ。中国消費者がハマる背景を探ります。

2018年7月11日~7月17日「買った」ランキングからは、女性の美しい体型を作るための必須アイテムについて分析します。

まず今回のランキングはこちらから

2018年7月11日~7月17日「買った」ランキング

今週の注目Word:UREA 尿素10%クリーム

今回は安定した人気を保っている「UREA 尿素10%クリーム」に注目したいと思います。

トレンドViewerのランキングを見ると、まだ寒い2017年1月ごろから急激に人気が高まり、現在はトップ10~20に定着している商品となっています。

「UREA 尿素10%クリーム」は資生堂が販売している薬用尿素10%配合のクリームで、ひじやひざ、指先、かかとなどの硬くなった肌を、なめらかスベスベにしてくれると評判です。

定番のクリームの他、全身の肌荒れや乾燥に対応したボディクリームや乳液もあり、老若男女の訪日外国人が買い求めるアイテムです。

リーズナブルな価格設定と資生堂ブランドが女性に人気

中国国内でも高い評価を得ている尿素配合クリームですが、今の一番人気はランキングでもお分かりのように「UREA 尿素10%クリーム」です。

尿素の配合率を比べるとUREAが10%に対して、ケラチナミンは20%です。しかし、UREAはうるおい成分として、ヒアルロン酸とスクワランを配合しています。中国越境ECアプリ「小紅書(RED)」の商品紹介においても、このことがアピールポイントとして紹介されています。

さらに、販売元が日本の化粧品シェアNo. 1で、中国でも人気がある「資生堂」というブランド力も、選ばれる要因となっています。さらに、ケラチナミンが60gで参考価格1,620円に対して、UREAは100gで参考価格810円と手頃なことからも、若い女性たちのボディケア用品の定番となっています。

中国では年間を通じて乾燥対策が必要。保湿ケア用品が人気

訪日中国人たちがスキンケア用品を選ぶ際に、保湿を重要視するのは中国国内の乾燥事情にあります。

2018年3月に行った中国トレンドExpressの「女性のお悩み特集」でも、クチコミ調査から「肌の保湿」について悩みを抱えている女性が多いことがわかっています。


▼参考
【特集】中国女性のお悩み相談室(3) ~“より美しく”ありたい女性たちのお悩みは?~


実は、中国では乾燥肌に悩む人がとても多いのです。北や内陸に行けば行くほど顕著で、特に冬場は内陸からの空っ風に加え、暖房の影響で事態は深刻です。南や沿岸部も、北や内陸に比べるとまだ良いのですが、それでも日本よりも乾燥の悩みを抱えている人が多い印象です。

深刻な乾燥肌に悩む人々にとって、「UREA 尿素10%クリーム」は乾燥から肌を守る神クリームのような存在になっているのでしょう。

中国でも浸透中の尿素。ブームのきっかけは?

「尿素」という言葉を初めて聞いた時、「えっ?尿?」と驚いた覚えがあります。尿素という物質は、最初に尿から発見されたことで、その名前が付けられたそうです。

尿素は肌を柔らかくし、潤いを保つ効果があるとされており、今では本商品をはじめ、多くの商品が流通しています。

その尿素を中国に知らしめたのは、「UREA 尿素10%クリーム」ではなく、興和株式会社の「ケラチナミン コーワ」という商品。尿素を配合して一般用医薬品クリームとして販売されました。

1982年の発売当初は尿素10%配合でしたが、1991年に日本で初めて医療用と同濃度となる尿素20%配合の「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」を発売しました。

すると頑固なゴチゴチ肌がすべすべになると日本の口コミで話題となり、欠品で一時店頭から商品が消えるなど、大ブームを巻き起こしました。

この「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」が2000年ごろから中国でも話題となり、訪日中国人たちの「買い物リスト入り」しました。

「ケラチナミン コーワ」から「UREA」へと広がる中国の尿素ブーム。乾燥に悩む女性にとっては、まだまだ欠かせない商品となり続けそうです。

より詳しい中国情報はこちら
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