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【中国人気】「無印」かつ「良品」のコンセプトが大当たり!「無印良品」人気で「MUJIラー」出現-「買いたい」日本製品ランキングから

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。そのランキングから、注目の商品、注目のサービスをピックアップ。中国消費者がハマる背景を探ります。2018年7月18日~7月24日「買いたい」ランキングからは、日本の人気ブランドの意外な人気商品について分析。

まず今回のランキングはこちらから。

2018年7月18日~7月24日「買いたい」ランキング


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今週の注目Word:「無印良品 文房具」

今回は日本で「買いたい」日本製品ランキング4位となった、訪日外国人に大人気の「無印良品 文房具」に注目したいと思います。

「無印良品」は、「ユニクロ」と並んで、訪日時に必ず立ち寄りたい店舗のひとつに挙げられている人気店です。

今、中国ではシンプルなデザインの「無印」かつ素材にこだわった「良品」のコンセプトが若い層を中心とした人々の心を捉え、比較的購入しやすい「文房具」を入り口として「無印良品」ブランドの人気が広がっています。

無印ブームは文房具から。最後まで使えるボールペンに感動!

「無印良品」は世界各国に928店舗があり、500店舗ほどが日本で展開をしていますが、中国ではなんと1/4近くにあたるおよそ200店舗を展開しています(2018年2月現在)。進出当初は上海や北京、広州など、大きな都市部を中心に展開をしていましたが、今では中国全土に展開を拡大しており、まさに破竹の勢いです。

雑貨やインテリア、食品、コスメまで幅広い品目を扱う当ブランド。以前は敏感肌用の化粧水などの人気も高かったのですが、中国で本格的な人気に火をつけたのは「文房具」でした。

「無印良品」の記念すべき中国第1号店は2005年7月、上海でした。当時、商標の問題があり衣料品は扱えず、文房具や日用品などの雑貨類が中心でした。オープン当初は、シンプルすぎるデザインに加え、現地の文房具用品相場の5〜10倍近くの価格帯であることから、一般市民にはなかなか受け入れられませんでした。しかし、徐々に若い層の中国人や在中外国人に、使い勝手の良さや質の高さが口コミで広がり、愛用者が増えました。

中でも、ボールペンをはじめとするペン類の評判がすこぶる高く、粗悪品が多い中国において「書きやすい」「芯の太さが選べるなんて!」「インクがなくなるまで使える!」と、衝撃を与えたのです。

中国国内では高級ブランド!? 販売価格は日本の1.5〜2倍。現地相場の5~10倍

店舗増加とともに取り扱いの品目も増え、価格も下降傾向があるとはいえ、中国国内において「無印良品」は中高級ブランドの位置付けです。

というのも、おおよその商品は100円が10元(約170円)、200円が20元(約340円)という価格設定となっています。先述したように、これは中国国内の文房具用品相場の5〜10倍にあたります。中国人にとって「無印良品」の文房具は『高品質だけど、お値段もお高め』という印象なのです。

裏を返せば、日本でなら中国の店舗で購入するよりも2.5〜5割ほど安く購入でき、海外未発売の商品も手に入るわけですから、訪日時に「買いたい」ランキングに「無印良品 文房具」がランクインするのも理解できますね。

また、近年は文房具だけではなく、衣料品、基礎化粧、コスメ、インテリアなどの人気も高く、身の回りの物をすべて無印良品で揃える『MUJIラー』も増えています。

深センと北京の「MUJI HOTEL」が好調。2019年は東京・銀座にオープン予定

「無印良品」の中国における人気を象徴するのが、「MUJI HOTEL」の開業です。2018年1月に深セン、同年6月に北京にオープンしました。インテリアからアメニティまで、すべて「無印良品」で揃えたシンプルな部屋は、まるで同ブランドのモデルルームのよう。深センと北京の両ホテルともに、中国国内のメディアでも多数取り上げられており、関心の高さがうかがえます。

さらに、1泊1室600元(約10,200円)という中級ホテルほどの価格設定で、比較的利用しやすい価格となっていることから、『MUJIラー』たちも殺到。SNSで宿泊レポートを投稿するなど話題沸騰中でです。世界のハイクラスホテルがひしめく中国において、「MUJI HOTEL」は今一番注目されているホテルといっても過言ではありません。

また、2019年春には東京・銀座に日本初となる「MUJI HOTEL」が開業予定となっています。中国国内で足場を固めて、『逆輸入』といったところでしょうか。

銀座の「MUJI HOTEL」は地上10階建ての建物の7~10階となり、地下1階と地上1〜6階の一部も「無印良品」の販売店舗となります。総売り場面積は3300平方メートル以上になる見込みで、世界最大の世界旗艦店となる予定です。2019年のオープンに向け、どのような展開をしていくのか目が離せません。