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【ダブルイレブン】今年の紅包は「1111元」!すでに始まっている争奪戦

徐々に近づいているのが中国最大のEC商戦「ダブルイレブン(双十一 独身の日)」。11月11日の本番に向けて予約販売も開始され、否が応でも「買い物」気分が盛り上がっているこの時期、決まって話題になるのがT-Mallのダブルイレブン・イベント。今年も「紅包」と呼ばれる現金チケットに注目が集まっていますが、その様子をちょっとだけ見てみましょう。

「史上最高額」の紅包!

今年も「超級紅包」、「大王福利紅包」、「支付宝紅包」といった様々な割引サービスを用意。指定されたサイト(PC、モバイルそれぞれ)にアクセスすると、ランダムで一定の金額の割引券がゲットできるという仕組み(チャレンジは1日3回まで)。

2018年ダブルイレブンの紅包ゲットサイト

しかも今年の最高金額は「1111元」と、これまででもっとも高い金額となっており、消費者の期待も高まっていると思われます。

また、今年は「MAYBELLINE」、「L’OREAL」、「潔婷」の3社が、それぞれのイメージキャラクターと消費者のじゃんけん大会を開催。モバイルの特設ページにアクセスすることで、イベントに参加でき、じゃんけん3回勝負の結果によって、貰える景品(割引券)の額が変わるという仕組みも登場しています。

自身のスマホの自撮り画面(カメラ)に向かってグー・チョキ・パーのいずれかを出すと、それを読み取り、勝ち負けを判別してくれるという、かなりハイテクなシステムとなっており、単にサイトにアクセスしてゲットするのとはまた異なった楽しみを提供しているようです(もちろん最高金額は「1111元」)。

自信満々のT-Mallだが反応は?

このように「史上最大級」をうたった割引商戦ではあるのですが、実は消費者の反応はやや冷ややか。

Weiboの「ダブルイレブン専用アカウント」でこうしたキャンペーンの紹介の下には「ダブルイレブン、年々難しくなってる。昔は粗かったけど簡単だった」とか「今のダブルイレブンって、どうやって金券配るかばかり。昔のほうがよかった」や、さらには「今年はホントにイケてない。企画者見つけて殴ってやりたい」などの過激な声も。

2018年ダブルイレブンのキャンペーンには不満も

というのも、こうした紅包キャンペーン以外も「〇〇元お買い上げで、〇〇元を割引」といったおなじみのサービスも同時並行で徐々に公開されているのですが、その内容はずいぶんと複雑らしく、それに失望の声が上がっているのです。

ダブルイレブンのキャンペーンについては、昨年すでに「ダブルイレブン数学」などとその複雑さが取りざたされました。

その反省も込めて「今年はシンプルになるのでは?」といった予想もありましたが、消費者にとっては「けむに巻かれた」といった印象を受けたようです。

2018年ダブルイレブン、キャンペーンの詳しい情報は中国トレンドExpressでも現在情報を収集中。近日、公開予定です。

いずれにせよこのイベントにおける消費者の悩みは「買うための競争」だけではなく、消費者の予想を覆す「キャンペーン」というのもあるようです。