【中国プロモレポート】 日本小売の挑戦 ビッグデータでW11を切り開く(1) ―株式会社三越伊勢丹
巨大な消費大国となった中国。多くのメーカー、小売り業が進出していますが、彼らを阻むのは中国消費者の変化。すでにその中心は伝統的な小売業から新たな販売チャネル「EC」へと移っています。その中国市場で、日本の小売業としていち早く越境EC事業を展開したのが三越伊勢丹。同社の天猫旗艦店においてはすでに多くのファンを獲得し、実績を上げています。しかし、それは決して容易な道でありませんでした。今回は同社に日本の小売業としての中国EC事業の道のり、そしてその中で行ったSNSビッグデータを基にしたWEBメディアプロモーション、KOL施策などについてお話を聞きました。第一回は中国プロモーションを展開するその背景について語っていただいています。
株式会社三越伊勢丹
百貨店事業本部EC事業部
EC推進(越境MD)バイヤー
合田郷史
海外事業本部
海外営業統括部MD担当
バイヤー
吉田正輝
インタビュアー:濱野智成 株式会社トレンドExpress代表取締役社長
■行った施策
- W11向けのトレンドPR×KOL施策。
- 事前分析によるプロモーションインサイトの発掘と15メディア×3回の配信。
- KOLもビッグデータ分析に基づき選定し、コンテンツを開発。新浪微博にて計4名によるコンテンツを配信。
■結果
- 訪問客数は施策前と比較して300%以上に成長し、大幅な売上アップ
- 天猫旗艦店のファン数も400%以上増加し、顧客資産を形成して継続的な売上アップ
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