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【セミナーレポート】「山下智博」が刺さる!中国人ウケするクリエイティブ(3)能動的受容「自分事化」を意識したプロモーション

前回の記事では、「中国人と日本人の感度の違い」として、「笑いのポイント」や「NGポイント」について、鳥本氏が制作しているバラエティ動画『绅士大概一分钟』(紳士の大体1分間)を例としてご紹介しました。

▼セミナーレポート(1)(2)はこちらから

【セミナーレポート】「山下智博」が刺さる!中国人ウケするクリエイティブ(1)

【セミナーレポート】「山下智博」が刺さる!中国人ウケするクリエイティブ(2)

 

続いて、中国人にクリエイティブコンテンツに対し関心を持ってもらうために必要な観点を、鳥本氏の作品やそのほか事例と一緒に見ていきたいと思います。

「自分事化」しないコンテンツは全く刺さらない

中国人のある作品に対する評価が積極的なものとなるか、あるいは消極的なものになるかは「自分事化」という要素が一つのキーワードです。

「自分事化」とは、作品や広告を見る際に、それが「自分だったら」と想像することです。その内容に共感し、自分自身をコンテンツの中に投影して、能動的に受け入れる態度を指す、と言ってもいいでしょう。

中国で広告を展開する際、自社の商品の性能や効能、特徴をアピールしても、刺さらないことがほとんどです。実際に自分が商品を使用すること、自分が主役となってその商品にアプローチしているシーンを想像するに及んで、初めてその商品を理解しようという興味が喚起されます。